災害時の強い味方、NHK。
近年はNHKの受信料を払いたくないという人も増えてきて、減収しているのが現状です。
それでもNHKのアナウンサーを含む職員は高い給料をもらっていることで知られていて、「花形のアナウンサーだと一体どれぐらいもらえるものなの?」と気になる方が多いようです。
そこでこの記事では、NHKのアナウンサーの年収、地方だと下がるのか?について紹介していきます。
- NHKアナウンサーの本当の年収
- NHKの地方アナウンサーの年収
- NHKの給料は一般企業に比較して高い?
NHKアナウンサーの年収は高い?
アナウンサーを含むNHK職員の年収は、実はホームページで公開されています。
大卒モデル年収では、30歳で530万円、35歳で660万円(2022年度)
https://www.nhk.or.jp/faq-corner/1nhk/03/01-03-04.htmlより引用
一般企業だと平均年収が30歳で400万円、35歳で440万円と言われているため、NHK職員は相対的に給料が高いと言えます。
ただ、実際の給料は実はもっと高いとも言われていて、ここではNHKアナウンサーの本当の給料を検証していきます。
公開されているNHKアナウンサーの年収は本当ではない?!
実は対外的に公開されているNHK職員の年収は本当ではないと噂されています。
なぜかというと、NHKアナウンサーを始めとする職員の福利厚生が凄まじいことに起因しています。
NHK職員の福利厚生の諸手当はこのようになっています。
- 基準外賃金
- 扶養手当(基本額+子育て+介護)
- 住宅補助(55歳まで支給)
- 寒冷地手当
- 赴任手当
他の大企業と被る手当もありますが、特にNHKは扶養手当と住宅補助が厚いです。
扶養手当は子供の人数によって変動して月額27,500円~37,500円が支給され、さらに扶養対象が子供や要介護者だった場合1人につき1万円が追加されます。
子供2人の場合、毎月5万円以上もらえるのでインパクト大です。
住宅補助も首都圏で扶養家族がいる場合は最大5万円が支給されます。
またNHKは社宅も充実していて、通常の相場なら30万円はする都内の社宅にたった3万円で住めるという話もあります。
NHKがホームページで公開している年収にはこのような福利厚生や手当は計算に入っていないので、本当の年収は違うと言われているわけです。
有名NHKアナウンサーの本当の年収は1,000万円は下らない
今まで報道があった、何人かのNHKアナウンサーの年収ケースを見ていきます。
武田アナの現在の年収は1500万円前後と見られる。家賃約2万円の寮暮らしを経て、15年に都内の一等地に推定8000万円の中古マンション(約70平米)を購入。だが登記簿によれば、4100万円のローンは完済できていない。 「早期退職で約1000万プラスされ、退職金の合計は3500万円ほどでしょう。この退職金でローンは返済できるはずです」(同前)
https://news.yahoo.co.jp/articles/00fd4cdb5a998fe83392e7f46d162442979f9b42より引用
別の記事で、船岡久嗣・元アナウンサーに関する年収の記述もありました。
同年代のある男性アナウンサーは、役職手当を含めた月給が70万円ほど。ボーナスなどを含めた年収は1000~1200万円に上るでしょう。
フリー転身4年目の登坂。現在の収入について彼は「NHK時代より同じか、ちょっと上回るぐらい」と回答。ここでファイナンシャルプランナーが「ある調査によると、NHKアナウンサーの年収データは平均1000万円」と提示。これで彼の現在のおおよその年収も判明してしまった。
https://www.rbbtoday.com/article/2021/10/12/192793.htmlより引用
NHK有働由美子アナ(43)はさすがに社歴が長いし課長待遇なので1300万円といったところだ。同じNHKで鈴木菜穗子アナ(31)は早朝番組担当なので手当が付いて900万円に届くかどうか、杉浦友紀アナ(29)は700万円程度という。
https://www.j-cast.com/tv/2013/02/15165567.htmlより引用
その他にも、NHKで最高位であるエグゼクティブアナウンサーの阿部渉アナが年収1700万円と言われています。
ここから導き出される結論は、
全国区で名前が知られているアナウンサーは年収1000万円以上は確実。
とはいえ、若くして名前が知られているアナウンサーはNHKが年功序列の制度を取っていることから、1000万円を下回ることもありそうです。
本人の知名度と得られる年収があまりにもかけ離れている場合は、独立してフリーになるのもアリですよね。
NHKアナウンサーの年収は実は相対的に低い
NHKアナウンサーの年収は1000万円以上と紹介しましたが、実はアナウンサーという職業で括ると相対的に年収が低いです。
NHKアナウンサーの年収の低さに関しては、元NHKアナウンサーの神田愛花さんがテレビ番組でこのように発言しています。
元NHKアナウンサーの神田が「NHKから見ると、(局アナは)倍はもらってる」と付け加えた。
NHKアナウンサーの給料は安いのかと聞かれた神田は「一般的な企業に比べるとちょっとあれですけど、東京の在京キー局に比べると、たぶん聞いた話だと(安い)」と暴露。
https://www.sanspo.com/article/20200215-ZI7ZIQPWKBPOLCRVW5KC6RX45E/より引用
実際にTBSの元アナウンサー安東弘樹さんは、民放アナウンサーの年収を30~40代で1500~2000万円と回答。
「局のアナウンサーは給料が結構いいよ、というイメージしかない。TBSさんは?」と質問。
安東さんは「だいたい30~40代で1500~2000万円くらい。高かったです」と答えた。
https://www.j-cast.com/2018/10/05340548.html?p=allより引用
やはりNHKは受信料で運営されている公共放送なだけあって、給料はそれなりに低く抑えられているようです。
NHKの地方アナウンサーの年収は東京に比べて低い?
NHKのアナウンサーにも種類があって、全国放送と地方放送で年収が違います。
ここまで紹介したアナウンサーは、全員が全国区のアナウンサー。
NHK所属の地方アナウンサーは2つのパターンに分かれます。
全国職員採用で地方配属の場合のNHKアナウンサーの年収
NHKに新卒採用されたアナウンサーは、まず地方配属でスタートします。
その場合は基本給は東京勤務と同じで、各種手当の金額のみ配属地域によって異なるといった形になります。
よって、東京配属と比較してだいたい1割減であると推測されます。
地域職員採用のNHKアナウンサーの年収
NHKには全国職員の他に地域職員という採用形態があります。
「地域職員」は、おもな勤務地となる道府県を特定して採用し、特定した道府県内にある放送局での勤務を基本とします。(NHKホームページより引用)
地域職員採用のアナウンサーの場合、全国職員採用の場合と比較して年収が約8割~9割まで落ちます。
全国職員のアナウンサーの平均年収が1000万円と言われているため、地域職員のアナウンサーの場合は年収800万円~900万円の間ということになります。