1985年に起きたパラコート連続毒殺事件。
毒物であるパラコートを飲料に混入させ、13名が亡くなった事件でしたが、ふとしたツイートがきっかけで40年近く経った2024年になって再び話題になりました。
この記事では、パラコート連続毒殺事件の犯人の現在はどうなっているのか、どんな事件だったのかについて調査しまとめていきます。
目次
事件の概要
事件の概要は以下の通りです。
Wikipediaより引用
- 1985年4月30日から11月17日までにかけて、日本各地で自動販売機の付近や商品受け取り口に、農薬で毒物であるパラコートなどを混入した清涼飲料水が何者かによって置かれた。
- 第三者がそれらを「取り出し忘れの商品を幸運にも見つけた」と判断し、飲んでしまったことで命を落とした。
- 当時は監視カメラも少なく、物的証拠も乏しかったため、犯人の特定に至らぬまま迷宮入りした。
- したがって、一連の事件が同一人物の犯行によるものかは不明である。
- 半年あまりの期間中、関連が疑われる事件で少なくとも13人が死亡し、加えて模倣犯や自作自演による事件も起こった。
半年あまりの期間で犯行が行われた位置関係は以下の通り。
- 広島県福山市
- 大阪府泉佐野市
- 三重県松阪市
- 福井県今立町
- 宮崎県都城市
- 和歌山県九度山町
- 埼玉県鴻巣市
- 奈良県橿原市
- 宮城県
- 大阪府河内長野市
- 埼玉県浦和市
- 埼玉県児玉郡
- 石川県金沢市
全て場所がバラバラ、かつ福井県の翌日に宮崎県と遠い場所で起こっているなど不可解な点が見られます。
また、13回のうち3回が埼玉県で起こっています。
パラコート連続毒殺事件の犯人の現在は?
パラコート連続毒殺事件の犯人については、「不明かつ単独犯かどうかも分からない」とされています。
事件自体は、既に2005年に公訴時効が成立しており、現在は未解決事件となっています。
犯人の予想
犯人がどのような人物だったのかについての予想はこちら。
- 年齢:57歳以上?
パラコートは農薬で、当時は18歳以上であれば誰でも購入できたことが分かっています。
Smart FLASHより引用
- パラコートとは、除草剤の一つだ。当時は18歳以上で印鑑さえ持っていれば、農協から誰でも購入できた。摂取量が多ければ死に至る代物だが、解毒剤はなかった。
当時、購入可能な最少年齢である18歳だったと仮定すれば、39年前の事件なので、現在57歳。
当時40歳前後だったとしても、現在80歳前後。
このことから、犯人は現在でもまだ生きている可能性が高いという意見が多くありました。
一方で、全13回の犯行場所が全てバラバラである点、近い日付で遠く離れた場所で事件が起きるなど、単独犯にしては不可解な点も見受けられます。
また、放置された毒入りの飲料を発見したものの飲まずに捨てた人も一定数いるはずで、犯人が毒入り飲料を仕掛けた場所は実際に発覚した数よりもかなり多かったのではないかという予想もできます。
そうなると複数人による犯行(模倣犯?)の可能性も考えられ、その点でも怖い事件となっています。