【巨大病院323億円裁判】スミス医師の現在は?【マヤコワルスキー】

【巨大病院323億円裁判】スミス医師の現在は?【マヤを救って】

「全米が涙!母を“犯罪者”にされた17歳娘VS巨大病院323億円裁判」として、2024年9月27日放送の「世界法廷ミステリー」で取り上げられたマヤ・コワルスキーさんとジョンズホプキンス小児病院の裁判。

Netflixでも「Take Care of Maya」という名前のドキュメンタリー映画として取り上げられるほど、非常に大きな事件です。

母親・ベアタさんがマヤさんを虐待していると結論付けたのは「サリー・スミス医師」ですが、医師は現在何をしているのか気になる人も多くいるようです。

この記事では、マヤ・コワルスキー裁判のスミス医師の現在について調査しまとめていきます。

マヤさんの現在は?

目次

スミス医師のプロフィール【顔画像】

スミス医師のプロフィールは以下の通りです。

スミス医師
YouTubeより引用
  • 名前:サリー・スミス(Sally Smith)
  • 生年月日:不明
  • 年齢:不明
  • 職業:医師

スミス医師の経歴は?【何をした?】

マヤ・コワルスキーさんは、非常に稀な病気「複合性局所疼痛症候群(CRPS)」のため、フロリダ州セントピーターズバーグにあるジョンズ・ホプキンス小児病院外来を訪問。

その際に対応したのがスミス医師。

以前、別の医師はマヤ・コワルスキーさんにケタミンの投与をすることで、症状を軽減していました。

その治療法に固執するマヤさんの母・ベアタさんに対し、スミス医師は「代理ミュンヒハウゼン症候群」であると診断。(後に診断を取り消したため、誤診とみられる)

代理ミュンヒハウゼン症候群とは以下の通りで、端的に言うと子供が病気であると母親が嘘をついている、いわば母親による虐待と結論付けたということになります。

子どもに病気を作り、かいがいしく面倒をみることにより自らの心の安定をはかる、子どもの虐待に
おける特殊型です。加害者は母親が多く、医師がその子どもに様々な検査や治療が必要であると誤
診するような、巧妙な虚偽や症状を捏造します。

日本小児科学会より引用

その後、マヤさんと引き離された母・ベアタさんは、「子供と離れ離れになったことや自身が犯罪者のように扱われることに耐えられない、また娘が苦しむ姿を見たくない」と自殺。

上記の理由については、ベアタさんの死亡後に発見された電子メールに書かれていました。

After more than two months without her daughter, Beata died by suicide in January of 2017, at the age of 43. “I’m sorry,” she wrote in an email discovered after her death, “but I no longer can take the pain being away from Maya and being treated like a criminal. I cannot watch my daughter suffer in pain and keep getting worse.” 

娘と離れて2カ月以上が経った後、ベアタさんは2017年1月に43歳で自殺した。死後に発見された電子メールには「ごめんなさい」と書かれていた。「でも、マヤと離れ、犯罪者のように扱われることにこれ以上耐えられない。娘が苦しみ、悪化していくのを見ることはできない」

peopleより引用

妻・ベアタさんを亡くしたジャックさんの現在は?

スミス医師の虐待認定は他の地域を比較して2.5倍

スミス医師は、ジョンズ・ホプキンス小児病院で働く一方、ピネラス郡のサンコーストセンターでも働いていました。

ピネラス郡は、ジョンズ・ホプキンス小児病院があるセントピーターズバーグの所属する郡です。

報道によると、スミス医師が子供と親を引き離した割合は、他のフロリダ州の郡と比較して一番高い割合(平均の2.5倍)だったことが判明しています。

また、スミス医師の診断に関しては懐疑的な意見も多く、マヤさん以外の件も合わせて「医療的誘拐(MEDICAL KIDNAPPING)」だと糾弾されています。

スミス医師の現在は?

上記のように、親と子供を引き離すような診断が異様に多いといわれるスミス医師。

そんなスミス医師は、2023年に引退したとされています。

裁判の判決が出たのも2023年11月のことでした。

関係者からは評判がすこぶる良かった

最終的に、コワルスキー家は訴訟に勝利。

2億6100万ドル(1ドル145円換算で約379億円)の損害賠償金を勝ち取りました。

スミス医師は、その内、250万ドルをサンコーストセンターと分担して負担するとされていますが、そうなってしまったにもかかわらず、関係者からは評判がすこぶる良いようです。

例えば、ジョンズ・ホプキンス小児病院は多額の賠償金を払うことになりましたが、このようなコメントを出しています。

An attorney for the hospital also says that Johns Hopkins still trusts Smith.

“Dr. Smith is a very competent, very professional, and a very valued member of our medical staff,” Howard Hunter, an attorney for Johns Hopkins, told Fox 13. “She is an independent pediatrician who is on our staff as a consultant and an admitting physician.”

病院側の弁護士も、ジョンズ・ホプキンス小児病院は依然としてスミス氏を信頼していると述べている。

「スミス医師は非常に有能で、非常にプロフェッショナルであり、私たちの医療スタッフの非常に貴重なメンバーです」とジョンズ・ホプキンスの弁護士ハワード・ハンター氏はフォックス13に語った。「彼女は独立した小児科医であり、コンサルタントおよび入院担当医として私たちのスタッフに所属しています。」

Women’sHealthより引用

また、ピネラス郡の医師のほとんどは、スミス医師がその分野での第一人者とみなしていたと言われています。

Netflixでは「TAKE CARE OF MAYA」というタイトルのドキュメンタリー映画で、事件の一連の流れを詳しく見ることができます。

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