2024年4月26日、指名手配されていた上地恵栄(うえち けいえい)容疑者が既に死亡していたことが発表されました。
この記事では、上地恵栄容疑者が何をして指名手配され、どんな特徴を持った人物だったのか、死因はなんだったのかについて深堀していきます。
【指名手配】上地恵栄は「三鷹市居酒屋副店長強盗殺人事件」の容疑者
上地恵栄容疑者は「三鷹市居酒屋副店長強盗殺人事件」の件で指名手配されていました。
警視庁による正式名称は「上連雀二丁目居酒屋チェーン副店長強盗殺人事件」。
2005年(平成17年)11月25日に、東京都三鷹市の居酒屋副店長(55歳男性)が自宅アパートにて包丁で殺害され、財布から現金が盗まれていた。
上地容疑者は被害者の男性の家に居候していた。
300万円の懸賞金がかけられた。
三鷹市居酒屋副店長強盗殺人事件の場所は?
産経新聞によると、場所は「東京都三鷹市上連雀の木造2階建てアパート「美久和荘」一室」で起こったそう。
場所はJR三鷹駅近くです。
上地恵栄の特徴・情報
上地恵栄容疑者は外見・性格面において数々の特徴を持っていたようです。
情報は以下の通り。
- 出身:沖縄
- 職業:不詳(元暴力団員とも報じられた)
- 年齢:生きていたら2024年時点で68歳
外見の特徴
警視庁の情報によると、下記のような特徴を持っていたそうです。
- 身長168cm
- あばた顔(皮膚に小さな凹凸が沢山ある顔のことを指す)
- 腰痛持ち
- 前歯がない
性格の特徴
上地容疑者の性格は、働くことが嫌いな一方で口が達者だったそう。
友人や付き合っていた人の家に居候したりお金をせびったりする常習犯だったそうで、殺害動機もお金欲しさだったのでは?との指摘もあります。
犯行直前は永野さんの給料日。捜査関係者は「犯行当日もカネを無心したが永野さんに断られ、逆上して殺害した可能性が高い。カネが犯行の動機だろう」と分析する。
産経より引用
上地恵栄の死因は?
上地恵栄容疑者はまだ生きていると思われていましたが、実は18年前の2006年に死亡していたと発表がありました。
件の翌年の2006年に石川県加賀市の山中で死亡していたということです。 自殺とみられています。 2006年3月に山中を散歩中の人が発見し通報していましたが、当時は、身元が特定できるものがなかったということです。今回、DNA型と指紋が上地容疑者のものと一致したということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b64a63868e926c14303a99f72fa59e88515fbed9より引用
2005年11月に事件が発生し、翌年の2006年3月に死亡していたことが確認されています。
可能性としては事件発覚後から時間が経たないタイミングで自分で命を絶った可能性が考えられます。
なぜ死亡から18年も経過するまで特定できなかったのか?
ここで浮かび上がる疑問が「なぜ死亡から18年も経過した今分かったのか?」ということ。
これは鑑定技術の向上によるものであると報じられています。
事件が起きた19年前に証拠品からDNA鑑定で犯人断定まで持っていけなかったのが、現在の技術の向上により断定できるようになったというのが理由です。
2005年の事件発生時に、現場には上地容疑者のものとみられる血がついた下着が現場に残ってました。当時の技術では、まだそれが上地容疑者の血だとは断定できなかったんですが、その後の鑑定技術の向上で「下着に残っていたあの血は上地容疑者のもので間違いない」と警視庁が判断しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec5af0b80f8d07a4ecb6c8590c721ac4668852d6より引用
この技術の向上により、他の指名手配犯も実は死亡していたというケースが増えるかもしれませんね。